うたわずにはいられないっ 最近1ヶ月に見た映画24。
先月のはこちら。
<今月の14本+5シリーズ14本>
・斬撃(セガールアクション・94分)
セガールまさかのゾンビハンターw
内容はいつもより薄っぺらくてしかも無双モードがたりない;
あの思わせぶりにヤスリで歯磨きしてたやつ結局出てこなかったけどどうなった?
・フルモンティ(コメディ・93分)
イギリスのコメディ。
職を失った人たち(全員男)でストリップのチームをつくってそれで金稼ぐぞ!的なお話。
おもしろいって聞いて見たけどそれほどでもなかった。
設定を使い切れてなかったり、肝心のダンスもヘタウマにすら達してなかったり。
人間関係もちょっと説明不足。テンポがよくないのと質の低い下ネタも合わさって入っていけなかった。
・ソウルキッチン(コメディドラマ・99分)
ハンブルクの寂れた食堂"ソウル・キッチン"を切り盛りする主人公は、そのユルすぎる姿勢から彼女は疎遠になるわ税務署と保健所から立て続けにガサ入れ来るわぎっくり腰HQに見舞われるわと厄年でもここまでならんだろwってほどの災難続き。
さらにそこへ仮出所の兄貴を引き受けるハメになったり、職人すぎるシェフがやってきて昔からの"食えればなんでもいい"常連までこなくなっちゃってどうすんのこれ・・wってお話。
その厄介ごとの数々を通して上がったり下がったりしながら成長していく姿はなかなかのデキ。
逆に120分くらいかけて終盤を丁寧にやってくれたらよかったのになー。とめずらしく延長希望なユルイイ映画だ。
あ、途中ちょっとはっちゃけるから下ネタ×なひとはこっそり見てw
・アウトレイジ(ヤクザ・109分)
どの業界でも中間管理職つれーわ的なお話。
大使館のあたりまではそこそこおもしろかったんだけど、あえて北野映画のヤクザ映画を見る必要があったのか?と思い始めたあたりからzzzと寝たり起きたりだった。
ラストはまぁそんな感じだよね。中二タイトルの和訳がついてるフランス映画みたい。
・ザ・タウン(クライムアクション・125分)
あいかわらず華のないベンアフレックがついに自分を輝かせるために監督となって主演に自分を据えちゃった^^
しかし弟分のあぶなっかしさが際立ちすぎてやっぱり目立たないっていう彼のスター性のなさをたのしむ映画。顔長いから間延びして見えるんだろうな。
舞台は"休日はツレと気軽に強盗しに行く"のがデフォのボストン・チャールズタウン。
さすが日常的にやってるだけあってなかなか手際がよくて感心するw
カーチェイスの〆かたとかラストの銃撃戦のあたりもありそうでなかった展開で最後まで飽きない。
消されたヘッドラインみたいに、期待してないのに意外とよかった級の映画だね。なかなかいい。
・草食男子の落とし方(ラブコメ・94分)
学生時代にデビューできなかった主人公が、自身の恋の失敗談を本にしたらなぜかベストセラーになっちゃって、故郷の高校での講演会で凱旋してはっちゃけれなかったあのころの忸怩たる思い出を輝かせようとするお話。
時々ラブコメを見ないと禁断症状の出るオレが深く考えずに見た今作は、タイトルとはかけ離れた展開でワロタw
女メインの話かとおもったのにずっと男とかないわ;
ちょうど映画好きのフレとそのあまりにもセンスのかけらもない邦題のつけかたに対してグダグダ言ってたときに見たから、その部分に関して笑えた。
・英国王のスピーチ(ドラマ・118分)
青の洞窟はどこにある?「ソーシャルネットワーク」とは終わりかたの違いでアカデミーを分けたっぽい今作は、WWII直前に王子からイギリス国王となるジョージ6世のお話。
彼の兄貴は当時存命だったのに、王位より女をとった男の中の男wであるのちのウィンザー公だ。
ウィンザー公といえばネクタイ結ぶひとなら誰もが知ってそうなあのウィンザー公。オレもウィンザーノットだってどっかで書いたね。
そんなハデな兄貴と比べて、人前でしゃべる職業?なのに吃音もちで内気でキレやすい"数多くの欠点をもつ"弟。世間どころか本人すらも期待してなかった。
しかし主演のコリンファースは輝かないのがうまいw
今回も役柄としては"演説のぶてない"王子っていう個性的なものなのに、シングルマンのときのような独特の世界観は出さなくて、助演の2りをうまく使って引き立たせてた。
そりゃ吃音もちで演説できないのがコンプレックスだからどうしても抑えた感じにはなるんだろうけど、支える2りも含めて強弱つけててそこがうまかったね。
オレの死んだじいちゃんが吃音もちだったからよくわかるけど、どもりかたうまいわw
そしてそれがクライマックスへの布石なんだけど・・あんまり言わないほうがいいなwハデさはないけどよくできてる。
開幕のガッカリオンラインからラストの切り返しまで・・おっと^^
優れた指導者は演説もうまいもんだけど、必ずしも饒舌である必要はないと教えてくれる。もう一歩踏み込みたいけどネタバレになっちゃうからここまで^^
ソーシャル~の生意気なガキの末路と、いろいろ背負い込んだ共感呼びやすいおっさんじゃあなー勝負あったわな。全体的なおもしろさならソーシャルネットワークだったけど。
それにしても英国王室はことあるごとにネタになるなwホントにリスペクトしてんの?w
・エンジェルウォーズ(アクション・110分)
ゆるいウェーブのかかった見事な金髪に透き通るような白い肌の女の子(ベイビードール)が、ツインテール・上セーラー・へそだし・ミニスカ・オーバーニーっていう監督の趣味全開装備で妄想世界を全力でぶっころがすアクションファンタジー。
見所はベイビードール(の絶対領域)のみ^^
とまぁ冗談は置いといて、300の監督なだけあってゲーム的な見せ方がうまい。
あと選曲がいい。展開は邦題のセンスのなさも含めて一昔前のガンシューティングみたいな感じだ。
脈絡のありそうでなさそうな、でも全体を通して見るとあぁそういえばそうだったね的な荒唐無稽スレスレなお話。
酷評されてたらしいけどオレは好きだよw
・僕の大切な人と、そのクソガキ(ドラマ・91分)
なんで借りたんだろw
リドリーとトニースコットが製作総指揮、ジェイとマークデュプラスって兄弟が監督脚本の今作は、離婚して7年経つけどまだ元嫁と交流はあるものの自分の世界へこもりがちなおっさん(失敗したマリオのなれの果てみたいな顔してる)が、元嫁に誘われて行ったぱーりーで浮きまくりだったのになぜかそのおっさんを気に入ったっぽい美人のおば・・おねーさんと知り合う。
マジでこんな美人が!?釣りじゃねーよな?wと疑うのも当然(かなしい;)なほどの美人さんなので、こっそり後をつけることに(かなしい;)。
そしてその彼女のたどりついた家にはある人物がいた・・・。ってお話。
このおっさんの疑心暗鬼っぷりがいい感じにスリップ効いてて、マジ惚れしちゃっていいの?恋の始まりは楽しいよねうへへ^^的な気持ちと行ったりきたりするところに共感しつつ、あーそうきたか・・ホントに?っていう終わりかたにいたるまであっというまの91分。コメディとか書いてあったけどぜんぜん笑えねーよw
ただ時々わざとらしくやるズームとかカメラワークの意図するところがわからなくてちょいちょいウザかった。
そんなサスペンス的というかサイコスリラー気味な要素を含んだラブコメ。なかなかおもしろかった。
・エクスペリメント(サスペンス・97分)
アメリカの実在の心理実験をドイツで映画にした【es】のハリウッドリメイク。
オチ知ってるだけにどういった設定や演出で来るんかな?ってところがポイントなんだけど、せっかくフォレストウィテカーとか使ってんのにうまく練り上げてない感じ。
看守トップの嫌悪感Maxになるアレっぷりは【es】のが断然キレキレだったし、必死にもがく主人公も【es】のがよかった。ト~~イレット♪のくだりはよかったんだけどね。
そんな感じで導入部をはしょりすぎて、じわじわ変貌してく様子もあっさり仕上がっちゃって、全体的に中身が浅くなっちゃったね。
ラストも、え?もう終わり?っていう。
しかし【es】では不評だった女がらみの妄想シーンがバッサリカットされてた点だけはよかった。
どっちかだけ見るなら本物のがジョークもキレてるし感情移入しやすくていい。
リメイク商法はハリウッドですら困難なんだよWDちゃんよw
・ブラックスワン(サスペンス・108分)
純真無垢なバレリーナは、白鳥のほうは機械のように完璧に踊れるのに、お上品すぎるがゆえに情感不足で黒鳥が出せない。
両方踊れないといけない内外からのプレッシャーを受けつつ望まれるとおりの黒鳥を目指すんだけど、まじめすぎるがゆえに肉体的にも精神的にも追い詰められていき・・ってお話。
最初はホントにありえないくらいまじめで純真無垢なまさに"白鳥"な女の子なんだ。
なのに途中から・・振り返ってみてもいったいどこから"ブラックスワン"に染まっていくんだ・・?とナタリーポートマンのケタ外れの演技力にもっていかれる。ライターをつけるカチカチ音がシンクロしてるあたりでもう完全にどっぷり。
終盤は鳥肌の立つシーンがうねりのように押し寄せてきて、めんたまかっぴらいて釘付けだった。
それくらいナタリー一色。いや、二色か。そら数々の主演女優賞総ナメするわと納得のデキ。
もちろん脇役もよかったんだけど完全にダシにしちゃってる。観客はそのナタリーをたっぷり味わえる幸せ者だ。これでもう「レオンの」ナタリーポートマンって言われることはない!と実感する。あのハの字にふるふるとゆがんだ眉がステキすぎた。
マイブルーベリーナイツでスレた女の子役を好演してたけど、今回は抜群の迫力を見せた。
今年の注目作の中でやっとこさクリティカルが出て、年間オレ殿堂入りの3本もこれで出揃っちゃったなwってほどよかった。
監督はあの「レスラー」のひとなんだってね。
完全に落ちてたミッキーロークを復活させるくらいなんだから、落ちてないナタリーが大女優に輝くのは当然か。同世代としても妙に誇らしい^^
姉妹作とされる「レスラー」では「プロレスってやらせだろ?w」って安易な考えを改めさせてストリッパー同様体を張る職業のたいへんさ、今作では想像以上にナタリーを爆発させた。どちらも共通するのは、最高のパフォーマンスをするために日々積み上げる客には見えない影の努力のすさまじさ。
ダンスシーンはアップは本人、引きは顔だけCG合成してボディダブル(代役)が踊ってることに物議を醸したらしいけど、そらそのほうがいい。興醒めしなくて済むし。
いつもは映画を見終わると眠たくなるんだけど、これはラストシーンからエンドロールに入るまでその衝撃の余韻に浸りながら心地よく寝られる。
しかし刺激的なシーンが続くからか15禁なので注意だ。つっても子供にはあの展開わからんだろw
折に触れて話してるけど、日本とそれ以外の国の役者の大きなおおきな違いは、肉体的な部分を含めた「ありのままの人間」をいかに表現できるかに尽きる。プロ意識ともいう。
超絶天才子役だった彼女がハーバードを出てすばらしい役者へと成長したさまを、まるで父親のように(※同世代)眺められる映画でもある。あの天才子役が大女優までよく育った;;
・僕らのミライへ逆回転(コメディ・101分)
この邦題つけたやつ爆発しろwこんなんで見る気起きるわけねーだろw
原題は「Be Kind Rewind」巻き戻して返せと。いまでは見かけることもないフレーズだ。
舞台はレンタル店。
何をやってもトムクルーズと同等くらい何をやってもジャックブラックが主演でトラブルメイカー。
アホなことやってレンタル用のビデオを全部ダメにしちゃって、だけど客からのいいから貸せコールに困り果てて手をつけたのは、貸せなくなったビデオのリメイクを自分たちで撮ることだった・・。っておはなし。
リメイク(笑)した作品をスウェーデン製(sweded)と称して店頭に並べててオイオイwとおもってたら案の定・・みたいな展開なんだけど、なんだろうこの手作り感のよさは。
ひもと扇風機で代用するクラシカルな雰囲気の再現率(笑)とかパネェw
結局いろんなもんを巻き込んで、悪ノリじゃなく楽しんでやってる様子が伝わってくるドタバタハートフルコメディに仕上がるんだからたいしたもんだ。最後ひとすじ泣いた。
ただし日本語版予告のモノマネがクソ。
・ナチョリブレ(コメディ・92分)
これはもう脱力系コメディ。
JBいつ歌うのかな?歌うのかな?とおもってたらクライマックスにさしかかるシーンでやっととかちょっとないわ;
せっかく歌うまいんだし中二病の抜けない歌詞が聞きたいからもっと歌ってほしかったなーって。
それでも今作を知ってるとネタになる程度のインパクトはある。
ヒロインは不釣合いなほどかわいい^^劣化ペネロペクラス。
・テネイシャスD(コメディ・93分)
JBが見たくてしょうがなかったのでつい借りてしまった;
開幕20分までのノリはなかなかどころかかなりいい展開(つーか子役とJBシンクロしすぎw)なのにそれが続かなくてざんねん。オヤジの返しからポスターの入りまでとか2人の出会いまでは抜群によかったのにねw
しかし予想以上に品はサッパリないので、いっしょに見る人がいるなら配慮したほうがいいかも。
JBにはもっとミュージカルばりに歌いちらかしてほしいなー。
・Dr.HOUSEシーズンIII・3~8(ドラマ・各44分×2話)
キャメロンが;
あ、シーズン3からほとんど予告(と次回予告)がなくなっててすぐ始まるのがうれしい。
予告編入ってないやつはデフォで英語+字幕になるのも◎だ。入ってるやつはデフォ吹替でうざい。
ハウスは上司にしたい男性ランク7位、カディは女性5位らしいけど、カディはともかくハウスが上司なのはイヤだなwやりがいはあるだろうけどw
・プリズンブレイクファイナルシーズン・9~12(ドラマ・各44分×2話)
・プリズンブレイクファイナルブレイク(ドラマ・90分)
やっとこさ完結した。
最後打ち切りのせいかえれー駆け足だったけど、全体的にはおもしろかった。
・バーンノーティスシーズン1・1(ドラマ・各44分×3話)
予告見て借りてみたけど・・・なんつーかハンパにギャグ交える緩急とかスクラッチみたいなカメラワークがウザくてだめ。つまらんことはないんだけどね。
・lie to me シーズン1・1(ドラマ・各44分×2話)
日本にまで入ってくるような海外ドラマはだいたいどれもそこそこ以上にはおもしろいんだけど、数が多すぎるからやっぱり第一印象はとてもとてもだいじ。第一話でこれや!ってこないとだね。
その点吸引力をつよく感じたのはこれ。ライトゥミー。
ちょっとした表情やしぐさでそいつのうそつきっぷりを暴いちゃうスキルをもつおっさんは、根拠をあげてこいつはうそをついてる味がするぜぇと論破しちゃう。
そこまでならハイハイただの作り話ですね^^で終わっちゃうんだけど、このシリーズのすごいところは実在の人物のスピーチ時の映像をもってきちゃうところ。
そんな感じで、え?だいじょぶなん?wってところもたのしめるつくりなので、ハウスのリリース分が終わったら行っちゃうかなレベル。
・メンタリストシーズン1・1(ドラマ・各44分×3話)
よく貸し出し中になってたんだけどやっとこさ借りれた。
説明をしっかりするわかりやすさではライトゥミーのが好印象だったなぁ。これは霊能力者(笑)ばりに性能よすぎてちょっと置いてきぼりな感じ。
というか、プリズンブレイクのあいつがメインで出てるせいでイマイチ乗れなくて脱落。なんでビッグタイトルに出てるようなのを使うんかなー。肌キレイじゃないからアップに耐えられないし。
今月見た中でのおすすめは、
・万人向け・・・該当なし
・大人向け・・・ソウルキッチン、英国王のスピーチ、僕の大切な人とそのクソガキ、ブラックスワン
・選ぶけど・・・ザ・タウン、エンジェルウォーズ、僕らのミライへ逆回転
今月はなかなか豊作だった。
なかなかどころかオレ殿堂入りクラスも出たしアタリ月かw
まだザファイターとかトゥルーグリットとかマットデイモンのやつとか残ってるのに大丈夫かなw
<2009年オレ殿堂入り>
最高の人生の見つけ方(6月)
デスレース(7月)
ダウト~あるカトリック学校で~(11月)
<2010年オレ殿堂入り>
パイレーツ・ロック(4月)
第9地区(8月)
パーフェクトゲッタウェイ(8月)
<2011年オレ殿堂入り>
トイストーリー3(2月)
オーケストラ!(3月)
ブラックスワン(9月)
さて今後1ヶ月にリリースされる注目作は、
9/16 マットデイモン主演SFサスペンス「アジャストメント」
9/21 リーアムニーソン主演アクションサスペンス。監督はエスターのひとだし96時間で十分とか言わずに見たい「アンノウン」
10/4 エイミーアダムスがあんまりかわいくないように見える気がする「ザ・ファイター」
10/5 テーマがテーマだけに商品化されてよかった今年のイーストウッドは引き続きマットデイモンを主演に据えた「ヒアアフター」
10/14 もう自伝映画出すんかよwっていう「ジャスティンビーバー・ネヴァーセイネヴァー」
10/19 そういやこれも見たいと思ってた、アマンダセイフライド・ゲイリーオールドマンの「赤ずきん」
そこそこあるね。
ボチボチ消化していこうとおもいます。またね。
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